台風25号で豪雨被害「ローン途中なので直すしか…」6年前に家を購入も3週間の浸水で「ヘドロの臭い」 不安が続く住宅地のいま|TBS NEWS DIG
台風31号に前線が刺激され、関東ではきのう夜から朝にかけ、激しい雨が降りました。
27軒の住宅が軒を連ねる千葉県酒々井町の「開運団地」。いまも14人が自宅に戻れず、避難所で暮らしています。
開運団地では、9月の台風25号で多くの住宅が水につかりました。民間の業者が持ち込んだ盛り土が崩落し、大量の土砂で排水路がふさがれてしまったため、3週間近く浸水が続いたのです。
人の背丈ほどまで浸水したこの住宅。今、水は引いたものの、住める状態ではありません。
自宅が浸水被害 山本富美さん
「やっぱり畳。変形して、カビがすごくて、ヘドロのような臭い」
「キッチンです。冷蔵庫も斜めになって、後片付けができない状態。何も考えずにおしまいだと思いましたね」
修理にいくらかかるか、不安は募りますが…
自宅が浸水被害 山本富美さん
「今まだローンの途中なので、ここを直すしかない」
豊かな自然環境に惹かれ、6年前に家を購入。越してきたばかりの山本さん。
自宅が浸水被害 山本富美さん
「生活できる範囲で直そうかなと思ってます。まず2年ぐらいはかかる予定。ここを徐々に直していって、乾燥させて」
一方、こちらの住宅も、床上60センチの高さまで、3週間近く水につかり続けました。一見、汚れていないように見えるこの壁も…
自宅が浸水した住人
「壁だめですよ、全部剥がさないと。20日以上(水に)浸かりっぱなしで、雨戸閉めっぱなしでずっといたから、どんどん湿気があがる」
これは水が引いた直後の写真。住宅メーカーには、1階の床や壁をすべて取り換える必要があり、2200万円かかると言われました。中規模半壊と認定され、国からは100万円、補修費用として県からも最大75万円ほどが支給される可能性があり、入っていた火災保険でもいくらか賄えそうですが、とても足りないといいます。さらに…
自宅が浸水した住人
「今後また大雨来たら、また水たまりになっちゃいますよ。だから、そりゃ困りますね。ちゃんと安全だよって分からなかったら、住むかどうか分かんないです」
ポンプによる排水で、冠水は一旦解消されましたが、いまも土砂が残っていて、排水路はふさがったまま。再び冠水の可能性があるのです。
酒々井町はきょう、排水路を確保するための本格的な工事に着手。来年の5月末ごろまでに、崩れた土砂については撤去する予定だと発表しました。
しかし、その後も周辺に残る高さ20~30メートルもの盛り土をどうするかは決まっていません。
自宅が床下浸水 保科勇太さん
「(住民から)土砂や残土のちゃんとした解決をしなければ戻れないという話も出てます。今後、工事をやっている間に盛り土が崩れないのか、さらなる被害が出ないのか、不安でもある」
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